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?? 2007年 10月19〜22日  石巻演奏旅行 

《石巻かほく新聞 10月23日付掲載》

■高らか、感謝の歌声 大阪音大教授 和泉さんの古里石巻で
 関西の女性合唱団念願のステージ

 関西を中心に活躍する合唱団紗羅(さら)のコンサート(実行委員会、住吉男声合唱団主催)が21日、石巻市民会館で開かれた。
石巻市出身で大阪音楽大教授の作曲家和泉耕二さん(59)=東京都在住=との交流が縁で実現した。
多くの曲の提供を受けている和泉さんへの感謝を込めた石巻公演。
和泉さんの曲を中心に、完成度の高い美しいハーモニーで歌い上げ、
芸術の秋を彩る感動のステージとなった。

ピアニストで妻の真弓さんと伊達の黒船太鼓(石巻市雄勝町)の競演による
「ペルム幻想 二億五千万年の大地の夢」で幕開け。
ピアノと和太鼓の絶妙な音の調和で序章を盛り上げた。
紗羅が登場。「花の街」や「荒城の月」をはじめ、日本の四季の歌でつづった「万華鏡」を
詩情豊かなハーモニーで表現し、聴衆を魅了した。
紗羅オリジナル組曲の「力の限り生きているか」、阪神大震災からの復興を願った「カンタータ 光もどりて」
などを歌い、住吉男声合唱団などと組曲「大河讃頌(さんしょう)」を合同で発表し、締めくくった。
和泉さんは「コンサートが開催され、大変うれしい。今後、芸術が盛んな関西にも目を向けてほしい」と話していた。
紗羅は1985年、相愛大(大阪市)同窓会の合唱団として発足。
常任指揮者の本多令子さんを中心に、大学で声楽を専攻した女性とピアノ伴奏者の11人で構成するセミプロ。
関西で福祉施設への訪問演奏やチャリティーコンサートなどを中心に活動している。
石巻は東京以北では初めての公演。
 和泉さんとは1992年、組曲を作ってもらったことがきっかけで交流が始まった。
その後も多くのオリジナル組曲の提供を受け、「石巻で合唱演奏会を開きたい」
という思いがメンバーの中で高まった。
 和泉さんは1947年、石巻市住吉町生まれ。石巻高卒、国立音楽大大学院修了。
パリでのユネスココンサートなどを経て、2002年には代表作の一つ「オーケストラのための『異系の譜3.』」を発表した。
郷土への愛情も深く、仙石線の石巻駅発車メロディーや「大河讃頌」などを手掛けている。


石巻市立住吉中学校校長先生からのお便り

感動の2日間、本当にありがとうございました。
22日にはわざわざご来校いただいたということでしたが
休みということもあり、家にこもり、市民会館での余韻にひたっておりました。
大変恐縮です。お見送りもせず大変失礼申し上げました。
この度皆さまに出会えましたこと、この上ない喜びです。
真の芸術に触れた喜びと、私の自慢する子どもたちをお見せすることができた嬉しさです。
「子どもたちは多くの方々と出会うことによって成長していく」 私の信念です。
この意味からも、本校での演奏会、そして「大河讃頌」・・・・
子どもたちは一歩も2歩も成長したと自負しております。
本校では「理想の学校」を目指し、生徒職員が取り組んでおります。
理想の学校づくりは生徒の人間づくりと考えております。
会う度にさわやかさをふりまく子供に育てたいと考えております・・・
いかがだったでしょうか。
打てば響く子供たち・・・・私の自慢です。(中略)
さて、本校での演奏会、プログラミング、すばらしかったです。
一種のストーリー性を感じました。
合唱コンクールを間近に控えた子供たちにとって、最高のプレゼントでした。
言い尽くせないほどの感動をいただきました。
あらめまして本当にありがとうございました。
日曜日の演奏会、和泉先生の曲、すばらしいですね。
それに本多先生、作詩まで・・・マルチな才能に脱帽です。
特に「光 もどりて」 CDで何度も聴いているのですが、やはり「生」ですね。
ドラマを見ているようでした。
そして大河讃頌、子供たちの姿を見て涙が出てしょうがありませんでした。
本多先生の迫力ある指揮と、懸命に歌う子供たちにです。
演奏後の子供たちの表情、満足感でいっぱいでした。
「紗羅」のみなさんはじめ、ご尽力いただいた方々に感謝いたします。
皆さまにはこれからも感動の輪を広げていただきますようお願い申し上げます。
皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げお礼とさせていただきます。
またいつの日か出会えますように・・・・・
    住吉中学校  津田亨

生徒さんたちの感想文

【住吉中学校コンサート】

「笑顔で合唱していてびっくりした」
「本当にひさしぶりのコンサートで、とっても嬉しかった」
「このコンサートをずっと忘れません。絶対また来てください」
「心が安らいだ」
「とても感動した」
「一人一人の声がすごくて、人数が少ない中であれだけの声が出せるのはすごい」
「紗羅の皆さんに校歌を歌っていただいて嬉しい」
「ヴァイオリンやチェロもこんなに身近で見たことも聴いたこともなかった」
「弓が馬のしっぽを張っていることなど、初めて知ったことも多く、とてもいいことを教えてもらった」
「歌を聴いていて、曲調や歌詞などから、強いメッセージが伝わってきた。
私は、「私たちの合唱はうまいのか?」ということばかり考えて合唱練習していて
《聴いている人たちへ伝えるメッセージ》ということを考えていなかった。
が、紗羅の合唱を聴いて、本当に大切なことに気がつくことができた」
「チェロやヴァイオリンやピアノの音色もとてもステキでうまかった」
「ジーンときました」
「できたらもう一度聴きたい」
「人数は少ないのに、声の豊かさ、大きさ、うまさに圧倒された」
「歌声がすごくキレイで、響いていてびっくりした」
「表情も楽しさが伝わってきて、聴いている私たちもすごい楽しい気持ちになった」
「指揮者が手を上げた瞬間に全員が指揮者の方を向いて、片時も目を離さずに歌っていた」
「合唱を聴いてとても落ち着いた気分になれた」
「合唱団の歌を初めて聴いた」
「さすがプロだと思った」
「本当にすごいな、と心から感じた」
「チャールダッシュもすごかった」
「皆をまとめる指揮者もすごい」
「歌声が全体に響き渡っていた」
「一緒に歌ったふるさとと、校歌は感動的だった」
「一緒に歌っていただけて光栄」
「私もあんな風に声を出せたらいいなぁ」
「体育館が、すごく良い雰囲気だった」
「1曲1曲が心に響いてとても感動した」
「やっぱりプロってすごいな!!と思い、とてもカッコ良かった」
「ヴァイオリンやチェロやピアノが手だけで弾いているのではなく、身体全体を使っていてすごく驚いた」
「あの小人数で後ろまで届く歌声はとてもきれいで、すごいというものがあった」
「3つの楽器が交じり合った時の音色は、人をとりこにするような感じで、あのコラボレーションにあこがれた」
「今でも心の中に残っている」
「高い声があんなに出るなんてびっくりした」
「最初から最後まで感動した」
「紗羅の演奏は素敵な思い出になった」
「すごく迫力があってきれいだった」
「心が癒された」
「プロの合唱はやはりすごいと思った」
「目を閉じれば、ふるさとの風景が浮かんできそうだった」
「弦楽器はあの細やかな音が一体どこから鳴っているのかと思った」
「鳥のさえずりは本物のようで感動した」
「鳥たちが、まるで本当に楽しそうに会話をしているようで、こちらまで楽しい気分になった」
「歌は人の心を左右するものだと思った。自分も人の心が動かせられたらと思います」
「これからは、紗羅から学んだ音の響きやハーモニーの美しさを頭の中に入れながら、心を込めて歌いたい」
「とても勇気づけられた」
「1人1人の歌い方はとてもステキで、一生の思い出になった」
【放課後の生徒たちとの大河讃頌合わせ】

「放課後の練習で、大河讃頌を紗羅と歌えて感動した」
「クラスの合唱練習とは違い、とにかく『すごい!!』と興奮した。
1曲でこんなに疲れるんだ、と初めて思った瞬間だった」

【石巻市民会館コンサート】

「前日より迫力が増して、最高のものとなった」
「本物の合唱団と歌うことができたのは生まれて初めての経験だった」
「「紗羅と大河讃頌を歌うことができたことを、本当に大切にしていきたい」
「この体験は、大きな思い出になった」
「とっても貴重な体験をさせていただいた」
「とても緊張したが、本多先生の力強い指揮や合唱団の皆さんの美しい歌声のおかげで、のびのびと楽しく歌うことができた」
「今回の体験を通して、合唱の楽しさがよく分かった」
「気迫あふれる歌声に21日もまた聴き入ってしまった」
「何度聴いてもすばらしい」
「21日コンサートでの歌は、これまでにない最高のものだったと思う」
「本番は住吉男声合唱団が加わり、もっともっと盛り上がった」
「普段では出来ないたくさんの経験をさせていただいた合唱団紗羅の皆さんには本当に感謝している」
「市民会館で一緒に大河讃頌を歌えてすごく楽しかった」
「前日には聴けなかった曲も聴けて、とてもうれしかった」
「大河讃頌が歌い終わったとき、すばらしい拍手をもらって、この紗羅コンサートに参加して本当に良かったと思った」






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