合唱団紗羅  被災地支援の記録

 

199年(平成7年)118日  阪神大震災への初期活動 生活用品調達

  阪神大震災 発生の翌日。阪神甲子園まで電車で行き、そこからは不通なので

  自転車を借りて西宮市の被害の大きかった所を廻った。道路が崩壊したり

  家のがれきで歩くのもままならず。

  今、何が必要か?という聞き取り調査を行う。

  「履物が片っぽしかないから、両足揃った靴かサンダルを」「寒いので防寒具を」

  「頭が痛いから薬を」などいろいろな要望を聞き、翌日からどんどん運んだ。

  水のいらないシャンプ、下着なども。   活動範囲:主に西宮市

 

  合唱団紗羅でも、すぐに募金活動を行い、活動費に充てた。

  募金活動は継続して行われた。

 

1月下旬

  有馬温泉兵衛向陽閣のおかみさんに協力を依頼して、被災者にランチと温泉を

  楽しんでもらう。7人ずつ有馬温泉へピストンした。

 

  すき焼きセット(卓上コンロ、牛肉、野菜、うどん、調味料)を各家庭に1セットずつ届ける。

  野菜などはすぐに使えるように、洗って切って持っていくという作業で、自宅は一時、すき焼き工場になった。

 

月 見舞金

  全壊の家には5万円、半壊の家には3万円配る。

  突然、訪問して見知らぬ者が金封を渡すのだから、たいへん驚かれた。

 

⑤阪神大震災チャリティコンサート 開催 

  1995年   7月 ピロティ大ホール 

  1996年   4月 白馬美術館

              大町市文化会館大ホール

           7月 いずみホール

  1997年   2 ベガホール

  2000年  10月 ザ・フェニックスホール

  2002年  12月 神戸朝日ホール

  2004年  10月 京都コンサートホール

  2005年   1月  神戸新聞 松方ホール

  2006年   2月  兵庫県立芸術文化センター大ホール

 

2011年 月2~10日   東日本大震災被災地へ医薬品送付 

  道路不通、空路もダメなため、医薬品不足が致命的になっている

  との情報を得て、合唱団紗羅で医薬品を大量に送る。

  厚生労働省も「医薬品が滞っている現況下で、医薬品の調達は

  医事法違反にならない」との談話を発表。

  メインロール、アロシトールなどの血圧降下剤、痛風、抗生物質、感冒薬

  消炎鎮痛剤、SM散等の胃薬 などの医師要指示薬などを何千錠・何千包単位で、

  また売薬(パブロン、正露丸、うがい薬、バンドエイド、消毒薬) 等

  消臭剤、芳香剤→(遺体安置所に必要と要請あり)なども薬屋で購入して送る。

  協力医師:北大阪警察病院 脳神経外科 本多 誠氏

        友紘会総合病院 放射線科  濱田辰巳氏

        尼崎市  鈴木眼科   尼崎市  高寺医院

  これらの医薬品は、石巻の複数の避難所にいる医師の診察のもと、市民に処方された。

  石巻での協力者:石巻市仙石町9-22    四倉 年思也氏

             石巻市田道町1-1-33  今村 正諠氏

        

2011年 月16~20日   「釜飯の素」配布  8,000

  仮設住宅に入っている人たちが“家で食事を作る”という日常から離れつつある

  お弁当配布に並んでいるという情報を得て、家庭での手作りの食事を

  取り戻してもらおうと、ヤマモリ「釜飯の素」を配布した。

  炊飯器でお米だけ洗って釜飯の素を入れたら、簡単に熱々のご飯が作れます!と

  アピールして回る。

  石巻市の数ケ所に分けて、あらかじめ釜飯の素を送っておき、広域に回ることができた。

  石巻河北総合支所の及川氏たちにもご協力いただき、支援物資が

  全くきたことがないという雄勝半島先端地区「峠崎」にも訪問することができた。

      石巻での配布協力者:石巻市仙石町9-22    四倉 年思也氏

                    石巻市田道町1-1-33  今村 正諠氏

                    石巻市流留字沖21-100 佐藤 昌弘氏

                                       〃  幸子さん

            石巻河北総合支所           及川氏 ほか

            大阪音楽大学副学長     和泉耕二ご夫妻

                              (実家が石巻市)

   ☆なお、メーカーのヤマモリからも、「ヤマモリ 地鶏釜飯の素」600箱の提供をいただいた。

 

2012年 月14~19日   パナソニック「電気敷き毛布」配布 200

   前回は仮設住宅の方々に配ったので、今回は大規模全壊の自宅で震災当初から

   頑張っておられる独居・高齢者(60歳代後半~80歳代の方々)に優先して

   「電気敷き毛布」を配布。

   なお全日程の宿泊と食事を、石巻の佐藤昌弘・幸子さんが引き受けてくださった。

 

   石巻での配布協力者:石巻市仙石町9-22    四倉 年思也氏

                 石巻市田道町1-1-33  今村 正諠氏

                 石巻市流留字沖21-100 佐藤 昌弘氏

                                     〃 幸子氏

                 石巻市湊町三丁目4-16  男澤 國雄氏

                 石巻市 HOTEL HAYASHIYA

                 石巻男声合唱団事務局    鈴木氏

 

   ☆なお、メーカーのパナソニックからも、「電気敷き毛布」100枚の提供をいただいた。

 

 

東日本大震災チャリティコンサート 開催

  ☆2012年 7月   東日本大震災チャリティコンサート  於:いずみホール

                              “生きるのですよ” 初演   

                            主催:阪神大震災チャリティコンサート実行委員会

                   協賛:いずみホール

                           

 

   

  ☆2013年 9月     ~東日本大震災チャリティ~

   被災地へ送る 市民大合唱のうたエール  “なつかしい昭和のうた こんさあと ”

                                 於:茨木市クリエイトセンターホール   

                                  主催:合唱団紗羅  共催:NPO法人 ほっとすまいる

                                 協賛: 茨木市市民活動センター  後援: 茨木市

                       ★宮城県、岩手県、福島県の仮設住宅に「市民大合唱のうたエールCD」をたくさん郵送。

  ☆2015年 9月     ~東日本大震災チャリティ~

   被災地へ送る 市民大合唱のうたエール  “震災を忘れない! とどけ~ 心のうた”

                                 於:茨木市クリエイトセンターホール   

                                   主催:合唱団紗羅  共催:NPO法人 ほっとすまいる

                                    後援: 茨木市、茨木市教育委員会、茨木市市民活動センター


                       ★茨木の市民合唱団有志と合唱団紗羅の合同で、北上川を讃えた「大河讃頌」を演奏。   作曲・指揮  和泉耕二氏(石巻出身) inserted by FC2 system